カントとキリスト教

Ⅵ カントとキリスト教
哲学者の中でカントほど有名な者はいないといってもよいかもしれない。カントはドイツというキリスト教国家で活躍した哲学者なので、キリスト教の影響は多大に受けていると思う。カントの両親はキリスト教ルター派の敬虔なクリスチャンだったことを考えるとこのことは正しいと思う。カントは理性について徹底的な分析をしているが、信仰というのは理性を超えたところで理解する側面があると思うので、カントの考えている宗教観が純粋にキリスト教的かということについては、わからない面があると思う。CSルイスなども、カントから来る流れは、「自分が欲しない方向に進む」という禁欲主義をキリスト教に持ち込む可能性があると警告していたりする。
カントによると宗教は、ご利益宗教と道徳宗教に分けられるという。そして、唯一の道徳宗教がキリスト教であるとしている。また、世界に普遍的に広がりうる宗教は、キリスト教しかないと、カントは言っているのである。この場合、「道徳がキリスト教の本質である」ということを受け入れなければならない。
しかし、道徳というよりやはり救いがキリスト教の本質なのではないかと私は思う。カントの宗教観がどれほどキリスト教に近いのかは、詳しくは判断できないが、全く重なっているとは言えないのかもしれない。「人は、たとい全世界を手に入れても、自分自身を失い損じたら、何の得がありましょう。」(ルカ9:25最も価値のあるのは、キリストにおける新しい永遠の命です。
道徳というものも価値があると思うが、やはり救いの本質は十字架による罪のゆるしである。カントは宗教というものを理性でとらえようとしていたのかも知れないが、キリスト教は理性を超えた信仰の世界なのである。 BY ダン吉
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by covenanty | 2007-08-10 16:35 | エッセイ