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花の招き

梅雨の楽しみは、紫陽花の花です。
昨日も、散歩の途中、赤青紫に咲いた姿を見ました。
以前は、この時期になると必ず、息子と一緒に京王線沿線の高幡不動の見事なアジサイを見に行きました。
ご近所でも、よく見かけて、まだ小さかった息子が「アジサイ!」と叫ぶと、その家の方がニコニコとほほ笑んでくれました。
梅雨を見ると、あの可憐な花が、さまざまな色の着物をまとって咲くさまを思います。
ひたむきに咲く姿が、慰め、喜びをもたらしてくれます。
やがて、色褪せて、枯れていく時にも、「また来年ね。待っていてね。」と語りかけてくれます。

花のついでに、時期外れですが桜の花。
息子がもっと小さかったころです。
桜のシーズンに、毎週休みの都度に、桜の花を求めて、少しずつ山のほうへ山のほうへとでかけました。
そしてとうとう、八王子の奥で、満開の桜に出会うことができました。
息子は言葉が遅く、まだしゃべることもできませんでした。
一杯機嫌のおじさんたちに「お父さんと一緒の写真をとってあげよう。」といわれて、写真を撮ってもらいました。
息子が一言もしゃべらないので、「おとなしいね。でもおとなしいほうがいいよ。」と言われました。
山の斜面一面の満開の桜は、むせかえるように咲き誇っていました。

息子がしゃべりだしたのは、それからほどなくのことでした。

「野の百合は如何にして育つかを思へ。労せず、紡むがざるざり。されど我なんぢらに次ぐ、栄華を極めたるソロモンだに、その服装(よそおい)この花の一つにも及かざりき。
今日ありて明日炉に投げ入らるる野の草をも、神はかく装い給へば、まして汝らをや」

マタイの福音書第6章28~30節より(文語訳)


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by covenanty | 2009-05-31 21:55 | エッセイ