ペルガモの教会への警告

今日の9月第五聖日礼拝は土屋順一 牧師がヨハネの黙示録から黙示録シリーズその6
「ペルガモの教会への警告」というメッセージをしてくださいました。

「イエスは言われた。『わたしがいのちのパンです。
わたしに来る者は決して飢えることがなく、
わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。』」
(ヨハネの福音書6章35節)




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by covenanty | 2013-09-29 19:07 | 教会行事・集会 | Comments(1)

「八重の桜」にハマっています。6月に入院してからです。
もともとテレビはあまり見ませんでした。「NHK大河ドラマ」というのは、体質的にあわないのか、ほとんど見ていませんでした。
6月初めに入院すると、暇なものですから、テレビをつけて、なんとなく「八重の桜」を見て、それ以来、一度も欠かさず見続けています。毎回涙を流し、笑いを誘われます。
会津戦争の圧倒的なシーンの数々、その後、はたして物語がどう展開するかと思っていたのですが、ますます面白くなってきました。
ただ面白いとか笑いと涙というだけではなく、人として、クリスチャンとしての生き様を、あるときはさりげなく、あるときは厳しく問われている思いがします。

インターネットでは、「八重の桜」関連のサイトがたくさん掲載されています。
虎猫が見て面白い、参考になると思ったものをいくつかお示しします。皆様も、参考になる資料などがあればぜひご教示ください。

NHK大河ドラマ「八重の桜」 - NHKオンライン
NHKの公式ホームページです。盛りだくさんで楽しめます。

【写真で比較】大河ドラマ『八重の桜』のキャストを実物と較べてみた
実物と役者さんの比較写真。なかなかの見ものです。
皆さんは、どの役者さんが一番のはまり役とお考えでしょうか。
あるいは「これは外れ?」というご意見もあるでしょうか。

実話「新島八重の桜」のあらすじとネタバレ - あらすじと犯人のネタバレ –
ドラマと実話の違いを語る。これも参考になります。
お茶の間、職場、女子会、男子会(?)の話題にも、うってつけです。

過去の大河とは一味違う野心作
「八重の桜」が、なぜ従来の「大河ドラマ」と違うのか、よくわかりました。制作統括の内藤愼介氏は、「今回の大河は過去の作品とちょっと違います。過去の大河では、歴史を切り拓いた人を描いてきましたが、今回は動乱期に生を受けた人たちが、どう生きたのかを描きます。」
「英雄の生涯」ではなく、その中で普通の人々がどう生きたのか、いわば群像劇とでもいうのでしょうか。だから、八重だけでなく、沢山の人々が次々登場して、歴史の一面一面が織りなして示されるのです。
いつもの大河ドラマと違うから、虎猫もはまったのかもしれません。

八重の桜 - みんなの感想 - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表]
 実に7000件を超える感想が寄せられています。読みごたえのあるもの、なるほどと思うもの、など盛りだくさん。読んでいて飽きません。

例えば、次のような感想について、皆さんはどうお考えでしょうか。
投稿者:fuk*****さん投稿日時:2013/9/17 17:58
(この中では一部要約して引用しています。全文は、上をクリックするとお読みいただけます)

投稿された方は「尚之助と襄の2人のレディファーストは別ものではないでしょうか。」と問いかけておられます。そして、次のように比較されています。

【尚之助の場合】
「息苦しい封建社会の中で、自分の腕の中では八重を自由にさせてあげようという“思いやり”。」
「いつも八重を見て、最大限、八重の才能を尊重した。」
「そんな風に普段は自由に前を歩かせても、最後は自分が盾になり八重を守る。そこだけは譲らなかった、せつないほどのがんこさ。会津武士でした。」

【襄の場合】
「西洋スタイル、キリスト教を日本に浸透させる為に自分たちが広告塔になる為のもの。
だから、襄のレディファーストは人に見せつけるような部分があります。」
「それもまた元安中藩士・新島襄の戦い。それに寄り沿い闘う八重は、実はやはり夫に従う会津の女。
襄の理想を理解し柔軟に対応できる最高のパートナーなのでしょう。」

虎猫
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by covenanty | 2013-09-28 18:12 | 本・映画・ドラマ | Comments(0)

虎猫はデジタルカメラをいつも持ち歩いて、気が向けばシャッターを切っています。
結構面白い写真が撮れるので、このブログでも時折、掲載させていただいています。
最近は携帯電話やスマートフォンのカメラの性能が格段に向上しており、デジカメがなくてもいつでも高画質の写真が撮れるようです。

写真についても構図や手振れなどで悩む方は多いようです。
虎猫なりのコツをまとめました。

1.下手な鉄砲も数撃ちゃあたる。
 デジカメの良い点は、いくら撮影してもフィルムがなくならないことです。パソコンに移し替えて、カメラの記録媒体は適宜にクリアしておけば繰り返し使えます。
 例えば病棟の窓からでは掲載した写真は7枚。撮影した約140枚から選びました。
はじめての朝では、掲載3枚。撮影した約70枚から選んでいます。
次項2で取り上げますが、カメラに写った写真の画像は、肉眼で見るものとは全く別なのです。ともかくたくさん撮ることです。
(プロ写真家の蜷川実花さんも同じ趣旨のことを言っておられたと記憶します。
プロ写真家の撮影現場をご覧になった方は、ともかくものすごい量の写真を撮影しておられるのにびっくりするでしょう)

 撮影の際に、大人しく構える必要もありません。しゃがんだり、這いつくばったり、背伸びしたり、片手だけ突き出したり・・・何をしてもよいのです。
(周りの人のお邪魔にならないように、不審人物と思われないように。たとえば断りなく人を撮影することは絶対ダメです)

2.目で見た光景、ファインダーから見る画像、写真に写った画像は全く別。
 肉眼では例えば左右180度近い光景を見ていますが、ファインダーから見えるのはその一部です。さらに、実際に写真撮影してみると、その画面の大きさ、色合いなど、まるで異なる画像が現れます。
これは撮影してみるまで分かりません。思いもかけない画像が現れることもあります。
特に、日の光は、不思議な効果をもたらします。
太陽を直接目で見ることは避けなければなりませんが、一度、カメラだけを太陽に向けて、いわばヤマ勘で写真を撮ってみてください。目で見ることのできない不思議な画像になることがあります。あるいは木洩れ日なども、周囲に反射した光が輝くなどの効果が現れたりします。
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3.パソコンで自在の編集
最近のパソコンでは、このように撮影した画像を、様々に編集することができます。
例えば画像の一部をカットする「トリミング」、画像の明るさ、色合い、コントラストの変更なども自在にできます。

写真、とりわけデジタル写真は、いわば人の知覚を思いがけない方向へ拡大する大きな可能性を秘めているように思われます。
そして、人の目に見えているものは実は世界の一部にすぎないことを、人智を超えた世界が私たちの外に広がっていることを、逆に気づかせてくれるのです。
(トリミング加工した写真もブログに掲載しようとしたのですが、画像仕様の制限があって掲載できませんでした。どなたかこの方面にお詳しい方、アドバイスください。)

なお、私の使用しているのは、キャノンのIXY200F。
2~3年前に1万円でおつりが来た普及品です。撮影はほとんど「オート」一本やりです。
ともかくまずシャッターを押すことです。

「なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。天にあるもの、地にあるもの、
見えるもの、また見えないもの、王座も主権も支配も権威も、すべて御子によって造られたのです。
万物は御子によって造られ、御子のために造られたのです。」
(コロサイ人への手紙 第1章第16節)

虎猫
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by covenanty | 2013-09-27 15:31 | エッセイ | Comments(0)

 虎猫が描いたスケッチをお見せすると、よく「私には絵心がありませんから・・」という方がいらっしゃいます。でも、絵心とは何でしょうか?

 よく言われることですが、子供は本当にすごい絵を描きます。大人になると、その凄さがなくなって、やがて絵を描くこと自体が少なくなっていきます。
虎猫なりにスケッチ、写生で心掛けている三か条をご参考にお示しします。

1.対象物に心を注ぐ。どう描いてほしいのか?と問いかけてみる。
 花を描くなら、その花に語りかけるのです。「お前は、どんな風に描いてほしい?」
じっと耳をすませ、心静かに語りかけを待ちます。そこで、例えば、花びらをしっかり輝かせてほしい、茎をのびやかに描いてほしい、など、花の声が聞こえてきます。
これで構図が決まります。

2.一筆目は、大胆に。
 一筆目をこわごわと描いてはいけません。
自分のために描くのではないのです。花のために、花になり代わって描くのです。
「さあどうだ、行くぞ!」気合です。思い切り筆を入れます。
失敗したらどうしよう、と思うから、筆に勢いがなくなるのです。
一筆目が予想外の展開になったらどうするか、それは自分の心ではなく、花が求める一筆だったのです。
その一筆から、改めて花に語りかけ、新しい世界を造っていくのです。

3.できるだけへたくそに描く。
 人に見せる、そんなことを考えるから、絵心がなくなるのです。思い切りへたくそに描けばよいのです。
要するに、こだわらずに好きなように描けばよいのです。

 絵を描くのは、人間の自然の営みです。原始人、未開人などといわれる人々も、見事な絵を描きます。
文明世界の大人がなぜ絵が描けないのか。文明に心を捻じ曲げられ、人の自然の営みを忘れたからです。もう一度絵を描いてみてください。人のありのままの自然な姿を思い出すためにも、絵を描くことがとても役に立ちます。

 なお、人が絵を描いているときには、周りの人は声をかけないように。また覗き込むのもおやめになった方がよいでしょう。文明人としての「プライド」や「恥」など余計なことを思い出してしまい、描く人の心をゆがめてしまうからです。

野のゆりがどうして育つのか、よくわきまえなさい。働きもせず、紡ぎもしません。
しかし、私はあなたがたに言います。栄華を極めたソロモンでさえ、このような花の一つほどにも着飾っていませんでした。
(マタイの福音書第6章第28~29節より)

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虎猫
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by covenanty | 2013-09-24 13:25 | エッセイ | Comments(0)

今日の9月第四聖日礼拝は李光赫 宣教師がサムエル記第一から
「捨てると得ることができる」というメッセージをしてくださいました。

「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、
感謝をもってささげる祈りと願いによって、
あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」
(ピリピ人への手紙4章6節)




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by covenanty | 2013-09-22 16:49 | 教会行事・集会 | Comments(1)

台風一過

 猛烈な台風がようやく過ぎ去りました。
その後には秋の夕がやってきました。
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9月16日(月)午後6時頃 中央線中野駅近く
同じように写真を撮っている方がたくさんいらっしゃいました。

虎猫
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by covenanty | 2013-09-21 16:24 | エッセイ | Comments(0)

今週のNHK大河ドラマ「八重の桜」(第37回・過激な転校生)の中で、
新島襄が、熊本洋学校出身の学生(熊本バンド)たちに

「私が目指す学校は学問を教えるだけではなく、心を育てる学校です。」

「自分自身を愛するように、汝の隣人を愛せよ。
型通りでなくてもいい、歩みが遅くてもいい。
気骨ある者も大いに結構。良いものは良い。
しかし、己のために他者を排除する者は、私は断固として許さない。」

「いかなる生徒も決してやめさせません。」

「どうか互いをさばくことなく、共に学んでいきましょう。」

と言うシーンがありました。

「聖書を読んだサムライたち」という本に、
新島襄がアメリカの知人に書いた英文の手紙の和訳がのっています。

「もし、理智を持っているだけで、道徳的原理を欠くなら、
隣人および社会に対して善をなすよりも害を与える方が多いであろう。
研いだ理智は鋭い小刀のようなものである。
それは、同胞を破滅させるばかりでなく、自分自身をも滅ぼすかも知れない。」


新島襄は智に偏った教育の弊害に、いち早く気付いていたようです。

「律法の全体は、『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という
一語をもって全うされるのです。」
(ガラテヤ人への手紙5章14節)


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by covenanty | 2013-09-19 19:52 | 本・映画・ドラマ | Comments(1)

今日の9月ウェルカムサンデー礼拝は李光赫 宣教師がヨハネの手紙第一から
「神様はなぜこの世を造られたのか?」というメッセージをしてくださいました。

ある中学1年生の女の子が3つの質問をしました。
①神様はなぜこの世を造られたの?
②私はなぜ生まれたの?
③神様はなぜ、あえて私のことを用いようとしてるの?他の人でもいいのに。

聖書の最初には
「初めに、神が天と地を創造した。」(創世記1章1節)
と書かれています。
そして、
「神は人をご自身のかたちとして創造された。
神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。」(創世記1章27節)

と書かれています。

神様には、この世を造った理由がありました。
また、私たち1人1人には造られた目的があります。
何の目的もなく生まれた人は、どこにもいません。

「愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。
愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています。」
(ヨハネの手紙第一4章7節)


ところで、
東京カベナント教会附属小羊園では今週水曜日(9月18日)午前10時から11時45分まで
入園説明会を行います。

小羊園の特徴は、
・キリスト教による心を育てる教育(教師は、みんなクリスチャンです)
・ハンディをもつ子どもと健常な子どもとの統合保育
・年令が違う子ども同士が交わることを大切にする、たて割り教育
などです。

小さなお子様がいらっしゃる方は、ぜひ、いらっしゃってください。

入園説明会にいらっしゃる方は、お電話にて、お申し込みください。

なお、見学は随時、受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
(電話受付 火曜日~土曜日の午後2時以降)



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by covenanty | 2013-09-15 17:02 | 教会行事・集会 | Comments(2)

 路線バスで、バスの中で転んで大怪我をする人がずいぶんたくさんいらしゃるようです。平成21年9月以降、平成25年7月末までに、骨折などのけが273 件、その98.9%が、治療期間が30日以上のけがなどを伴う重大事故等となっています。路線バスが動き出すときや停車するときなどに特に事故が多く起きており、60 歳以上の方のけがが78%(213 件)となっています。

 バスの運転手さんが幾度も注意のアナウンスをされていることに気づかれたでしょうか。
「乗車したらすぐ席に座る、手すりやつり革につかまる。」
「降車時には、ともかくバスが完全に停止してから立つ。」という注意が呼びかけられています。
9月13日付の消費者庁・国土交通省の注意喚起文書によるものです。
「路線バスでの転倒事故にご注意ください!特にご高齢者の方は気を付けてください」

 ところが、年配の方の中には、特に降車時に早く席を立って降車口に行かないと、バスの出発が遅れて迷惑をかけるなどと、早めに席を立ってしまう方が見受けられます。
停留所に近づいて停車する直前こそ、バスのスピードが変り、とても危険なのです。
転倒事故でも起こしたら、それこそ周りの人に迷惑をかけます。ほんの数秒のことです。バスが完全に停止するまで、我慢して待ってくださいそれが世のため人のためなのです。

 また、特に若い方にこそお願いします
降車時には、バスが完全に停止するまで絶対に席を立たないでください
若い方なら、多少のスピードの変化に対応できるかもしれません。でも、そんな若い方の行動をお年寄りが見て、自分も迷惑をかけてはいけない、早く立とう、と焦ることになりかねないのです。
若い方こそ、バスの完全停止まで悠然と待っていてください。それがお年寄りにとっても行動の見本となり、お年寄りの焦りを防ぐことになるのです

 お年寄りに席を譲ることも必要です。但し、これはバスの停車中に限定してください。走行中の車内での席の異動は大変危険だからです。
席がなくても、手すりや吊り革を進めるなどの配慮も必要でしょう。

虎猫
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by covenanty | 2013-09-14 20:45 | エッセイ | Comments(0)

 「虎、病院行くぞ!さっさと支度しろ!」
松ばあさんの割れ鐘のような声
嫁の吉江さんも孫の美樹もくすくす笑っている。
「早く行ってあげてください。」と吉江さん。
「おじいちゃん、いつものおにぎり、今日は私が作ったのよ。」と美樹。
仕方ない。パソコンなどが入ったキャリーバック、美樹が作ってくれた弁当を手に、松ばあさんと一緒に愛車カローラで病院へ。

  「今日はいったい何の用だ?」と松に聞いてみた。
「入院した人が何だか難しい病気で、病院の先生から『東京都から医療費の助成金が出る。』と言われた。虎よ、お前さんも元銀行員だ、役所の手続きなど朝飯前だろう。調べてあげな!」とぶっきらぼうな声。

  患者さんの名前は中山さん。60歳近い男性で、個室で不安げにされていた。
看護師さんが「中山さん、今お話していたボランティアの方ですよ。」と紹介してくださった。
「お世話になります。中山と申します。
今朝がた、病院に伺ったところ、すぐ入院してください、ということで・・。
妻たちが今、実家に戻っていて私一人なのです。病院の手続きも身の回りのことも、どうしようか、と思っていたら、看護師さんが『病院ボランティアさん』をお願いすればよいと教えていただいたのです。」

ここからは松ばあさんの独壇場だ。
「中山さん。どうかご心配なく、手続きとか身の回りの問題はこの松がいたします。あと、中山さんのご病気について、東京都から治療費が出るとのことでしたね。」
「そうです。先生から伺いました。でもどういう手続きをすればよいのか・・。」
「ご心配なく、その道の専門家の山上虎之助という者を連れてきています。」
その道の専門家にされてしまった。やむを得ない。
「山上です。はじめまして。先生からどんなお話があったのでしょうか。」
中山さんは、医師から説明を受けた書類を取り出しながら説明を続ける。
「私の病気は『チャーグ・ストラウス症候群』という珍しい病気だそうです。東京都から医療費が出るそうで」
私はメモを取りながら尋ねた。
「調べてみましょう。また東京都に問い合わせたりしますが、その際に中山さんのお名前やご住所などを伝えても差し支えありませんか?」
「もちろん構いません。あさってには妻も戻ってきます。必要な手続きはさせます。」

すると松ばあさんが書類を取り出す。
「病院ボランティアの契約書です。私たちが患者さんのために必要なことをお手伝いする。ご本人に代わってお役所や外部第三者と連絡を取る。患者さんの個人情報は守りますし、入院関係で必要な限りでしか情報は利用しません。そんな趣旨です。私と山上が署名します。中山さんもご署名ください。この取り扱いを了承する、ということになります。」

松ばあさんが身の回りの手続きなどをしている間に、私は談話室を借りてパソコンを開き、キーワード「チャーグ・ストラウス症候群」を入力した。
厚生労働省の難病情報センターにヒット。
白血球の一種の「好酸球」が急増、細い血管に血管障害(血管炎)を生じる。外部からの悪者の侵入でなく、体内のテロリストが暴れるのだ。筋がよくない。治療も難しそうだ。
全国で年間発症者が100例程度の珍しい病気らしい。ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)の治療で概ね完治するが、脳や心臓などに重い障害を生じたり、麻痺などの後遺症もある。発症した人のブログでは、手足のまひに長く苦しんだ人もいるようだ。

国からの補助金は出ないが、東京都のホームページを見ると、都は独自に東京都難病医療費等助成制度を設けている。申請先や、必要書類なども案内されている。
早速、中山さんの住所地の○○区保健センターに電話してみた。「窓口に来ていただければ必要書類をお渡しします。」という。奥様に取りに行っていただく方がよいだろう。
申請に必要な書類は、住民票、健康保険証の写し、課税状況の証明などだ。手続きが進められるよう一覧化した。厚生労働省サイトの病気の説明、患者さんのブログなど参考記事も添えて、プリントアウトした。
まず中山さんにお見せしよう。奥様にも送信できるよう、メールの下書きも作成した。ここまで所要時間20分、まずまずといったところか。

病室に戻ると、松ばあさんが入院手続書類を整えて中山さんに署名いただいている。身の回り品(お箸、コップなど)も整えられ、中山さんはレンタルのパジャマに着替えてさっぱりした様子だ。
私は中山さんに声をかけた。
「中山さん、レンタルパジャマですね。私も入院時に重宝しましたよ。一日420円でタオルも込み、あとパンツだけあればすごせますものね。」
「虎よ、それはいいけど、病気の医療費補助はどうなった?」と松ばあさんの声
「はい、このとおり。」
私は、中山さんと松ばあさんに、作成したばかりの難病医療費助成の手続き一覧と病気の参考資料のプリントを手渡した。
中山さんはびっくりした。
「こんな短い時間で、こんな分かり易い案内を・・」
「中山さん、言ったでしょう!虎、もとい、この山上はこの方面の専門家ですよ。」
私も言葉を継ぐ。
「奥様が明後日に戻られるなら、保健センターで申請の書類を取ってきていただくのがいいと思います。そこでセンターの方のご説明を聞いていただきましょう。不明なことは私がサポートします。奥様にメールなどで連絡されるなら、資料一式もお送りできますよ。」
中山さんの携帯に資料一式を送付し、中山さんから奥さんに連絡されることとなった。

食堂で松ばあさんと弁当を広げた。孫の美樹が作ってくれた五目ごはんのおにぎり。ばあさんの大好物で、病院ボランティアのときは、嫁の吉江さんか孫の美樹が二人分作ってくれる。
ばあさんは大口開けてうまそうにかじりついている。
「どうだ、虎、楽しかったか?また、来るか?」
うなずくしかない。
「患者さんの身の回りの世話をするボランティアは、ちょっと気のまわる人ならすぐできるだろう。特に女性はこんなことはお手の物だよ。
でも、今日みたいに、患者の固有ニーズに柔軟に対応できるのは、虎のような社会経験のある人間のほうが適しているんだ。」
これもまたうなずくしかない。

定年後の時間の使い方としては、結構いいものだ。社会のお役にたっていると実感できる。
自分自身が数か月前に胸膜炎という病気で緊急入院した。一人で留守番しているとき、胸の急な痛みで呼吸も困難になった。松ばあさんが見つけてくれて、タクシーで病院に運び込まれ、一命を取り留めた。そのときに、ばあさんから病院ボランティアの話を聞き、一も二もなく承諾したのだった。
あの心細い思いを知っているからこそ、人の不安や痛みを感ずることができる。こんなふうにして松ばあさんは、一人一人ボランティアの輪を広げて行っている。
中山さんも、全快したらボランティアの輪に加わっていただけるかもしれない。

「松ばあさんよ。あさって中山さんの奥様が病院に来られる時分に、もう一回病院に行ってみるよ。東京都への申請は、しっかりサポートしてあげる。自分の経験から健康保険の手続きなどもお話してみよう。お役にたつかもしれない。」
「ああ、それがいい。そうしてあげな。困ったときはお互い様だ。」

「明るい高齢化社会」シリーズのバックナンバー
「重荷をおろして」の「明るい高齢化社会」シリーズは、高齢者が元気に活動する明るい未来のスケッチです。ご一読ください。

明るい高齢化社会―「子育てお助け隊」実践編[ 2011-02-01 21:47 ]
明るい高齢化社会(その2)「技師の思い出」[ 2011-02-11 21:26 ]
明るい高齢化社会(その3)「老人力」[ 2011-06-17 21:25 ]

彼らは年老いてもなお、実を実らせ、みずみずしく、おい茂っていましょう。
(詩編92編14節)
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by covenanty | 2013-09-10 17:15 | 政治・経済・社会 | Comments(0)