はじめての朝

朝6時、東の空にはすでに太陽が昇り、夏の一日の始まりです。
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まだ誰も起きていません。
空腹を感じ、自転車を飛ばして、駅前の牛丼屋さんに行きました。
ネギ玉牛丼並盛、ヒジキ小皿、豚汁付
夢中でかきこみました。
そして、牛丼屋さんのお兄さんに言いました。
「6月初めからずっと出張で、昨日やっと帰ってきたんですよ。
ともかく牛丼が食べたくて。とてもおいしかったです。」
お兄さんは大喜びしていました。

出張といっても、海外出張ではありません。
6月初めから病院への緊急入院だったのです。
そして、7月27日(土)にようやく退院、これがはじめての朝でした。
入院中は食事も制限されていました。牛丼は夢にまで見ました。

駅前の遊歩道
木々の緑いっぱいに繁った中から、朝日が照り注いでいます。
木漏れ日というにはあまりにも鮮烈な、夏の太陽です。
この日、新しく生きるようにと、主は語りかけておられます。
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虎猫
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by covenanty | 2013-07-30 19:32 | エッセイ

今日の7月第四聖日礼拝は李光赫 宣教師がマルコの福音書から
「神との関係回復が癒しの始まり-Healing GOD-」というメッセージをしてくださいました。

「すると、イエスは言われた。
『この種のものは、祈りによらなければ、何によっても追い出せるものではありません。』」
(マルコの福音書9章29節)




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by covenanty | 2013-07-28 13:49 | 教会行事・集会

この間の日曜日に思い立って教会に行ってみた。
小さな子供でも受け入れてもらえると聞いたからだ。
実際に小さなお子さんを連れたお母さんやお父さんも、たくさんいらっしゃっていた。
礼拝の時は、そんな親御さんたちが集まる席に案内していただいた。
トシ(息子の俊夫)も意外におとなしく聴いている。
似たような年代の子どもたちも多く、皆さん大人しく聴いている。
トシにとっても新鮮な体験なのだろうか。
途中で一人のお嬢ちゃんが泣き出して、あわててお母様がお嬢ちゃんを抱いて礼拝堂の外に飛び出そうとしたら、外からどなたかが扉を開けてくださった。
聖歌隊のガウンを着た方だった。さっき舞台で歌っていた人だと思った。

後で皆さんとお昼ご飯をご一緒した。初めて教会に来た人は無料なのだ。
おじさんたちが嬉しそうにカレーをふるまってくださった。そのおいしかったこと。
きれいなお嬢さんが私たちに説明してくれた。
「毎週当番でつくります。今日はオジサンカレーの日。来週はお兄さんお姉さんの番だから、また来てね。」
「マタキテネ、キテネ」とトシが答えていた。

数日後に、教会から私とトシあてにお手紙が来た。
開けてみると、トシが歓声をあげていた。
「ママ!飛行機ブーン!」

教会の集会案内のほかに、「ゼロ戦、小田急、新幹線」と言う読み物が入っている。
そこにゼロ戦の写真が載っていた。
トシには飛行機の写真がとても素敵に見えたのだろう。
ちょうどパパが帰ってきた。
「パパに読んでもらったら?」というと、トシはパパの方に走っていった。
パパも飛行機の写真を見ると、かばんを放り出し、着替えもせず、トシを膝に抱いて、記事を声に出して読み始めた。
「ゼロ戦、小田急、新幹線」
するとトシも大声で繰り返した。
「デロセン、オダクウ、シンカンシェン!」
パパが言う「ロマンス・カー!」
トシ「ドマスカ、ドマスカ!」

私たちが教会の食堂で語らっていた時に、トシが飛行機大好きというお話をしていたのを思い出した。それでわざわざ、この記事も一緒に送って下さったのだろう。
「ママ、この記事とても面白いよ。」とパパが言う。
男の人なら年代を問わず乗り物の話に夢中になるだろうが、私にとってはどうか。
「ありがとう、もうすぐごはんだから、その後で読むわ。」

するとパパが言う
「おや、もう一枚、何か入っているよ?
明るい高齢化社会―「子育てお助け隊」実践編だって。これはママ宛てにくださったんじゃないか?
う~む。これはいいぞ。おじいさんおばあさんのボランティアが若いママと子供さんを助ける話だ。」

思わずドキ、とした。
私の友人はお年寄り向けの介護の仕事をしている。
「お年寄りにとって一番の元気のもとは何かわかる?」
彼女がそう言っていたのを思い出した。
「一番の元気のもとは、ご家族とかご近所とか社会のお役にたっているという思いなの。
だから、お年の方でも学校のボランティア活動なんかにとても熱心な方が多いの。そんな方はとても元気で介護などいらなくなる。一番の薬なの。」

いただいた記事を彼女にも見せてあげよう。きっと役に立つかもしれない。
そうだ、いっしょに教会にお誘いしてみよう。

そのとき、パパが言った。
「お~い。次の日曜日、みんなで一緒に教会に行こうよ。
この写真はほらママの公園仲間のあの男の子・・あの子にも見せてあげたら?」
「ムーちゃんね。それは素敵、あの子は筋金入りの飛行機オタク、いつも飛行機の絵を描いているわね。」
「おお、この記事はインターネットに載っているらしいぞ。よし、後でダウンロードして印刷もしてあげよう。そうすればムーちゃんにすぐ渡せる、いや待て、メールで送ってあげたらいいんだ」
今度の日曜日、どんな出会いが待っているのだろうか。今から楽しみになってきた。

虎猫
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by covenanty | 2013-07-27 01:31 | エッセイ

病棟の窓から

朝ごとに主は 目を覚まさせ
私の耳に 語りかける
主のみ言葉で 迎える朝
私と共に 主はおられる。
(讃美歌21 第472番第1節)

急な入院で外出もままなりませんでした。
それでも、病棟の窓から朝ごとに光が差し込み、主は語りかけてこられました。

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久しぶりに外出が許されました。
短時間の外出でした。

うだる暑さでも、本当の世界です。
きっと帰る、と心待ちにした世界がそこにあります。
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虎猫
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by covenanty | 2013-07-23 13:48 | エッセイ

教会への大いなる知らせ

今日の7月ウェルカムサンデー礼拝は土屋順一 牧師がヨハネの黙示録から
「教会への大いなる知らせ」というメッセージをしてくださいました。

「神である主、今いまし、昔いまし、後に来られる方、万物の支配者がこう言われる。
『わたしはアルファであり、オメガである。』」
(ヨハネの黙示録1章8節)




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by covenanty | 2013-07-21 19:34 | 教会行事・集会

渡り廊下の祈り

私が入院しているのは大きな大学病院です。病棟が道路をまたいで建っており、その間を透明なガラスで覆われた渡り廊下がつないでいます。

七夕を控えて、その渡り廊下に幾本もの笹がおかれました。朝顔の可憐な造花もいくつも置かれています。
笹の葉の周囲には短冊と筆記用具があります。一言の願いを短冊に託して、笹の葉に飾るようにと書かれていました。

私は早速こんな短冊を書きました。
「病の回復、世の平和を  虎猫」
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次の日の朝短冊が次々と増えていきます。
患者さん、ご家族、お見舞客、医師・看護師さんなどが一言の願いを託しておられます。
(お名前はすべて匿名にしています)

「ボゥズが早く治りますように」
「家族とともにおだやかに過ごせますように」
「○○ちゃんの病が治りますように!」
「入院はこれが最後になりますように」

「辛いこともありますが、支えあって生きていけますように。」
「明るく生きていれば 幸せは必ず訪れます。」
「ナースの皆さま。いつもありがとう。感謝☆」
「お父さんの具合が早くよくなりますように。家族の健康を願います。」
「ガン消えた!!明日退院です!!感謝!!」

病院には産婦人科病棟があります。
お母様お父様ご家族の短冊もたくさんありました。
「元気に赤ちゃんが生まれてきますように」
「○○(お子さんの名前)が元気に育ちますように」
「検査の結果が良いものでありますように。
早産でも元気な赤ちゃんが生まれますように。」

毛色の変わったところでこんなのも。
「大好きな彼氏ができますように♥」
「美人になりたい」

看護師さんたちの短冊です。
「入院中の患者さんたちが一日も早く回復なさいますように。」
「患者さんが早く元気になりますように。13H Nrs」(ナース・ステーション一同の短冊でしょうか)f0136828_1381112.jpgf0136828_1512338.jpg


















次々に増えていく短冊を見て「自分にはできることがある。」と思い起こしました。
病室に引き返し、スケッチブックを持って戻りました。
幾枚か失敗して、ようやく1枚描くことができました。
ひと言を添えました。
「祈る願いは様々 祈る心はひとつ」
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そして7月7日
朝、渡り廊下に行ってみたところ、短冊が払底していました。
パソコンプリンタで、30枚ばかり作成して、置いておきました。
夕方、短冊はあと数枚残っているだけでした。さらに30枚ほど作って置いておきました。
その短冊も、次の日の午後には半分も残っていませんでした。

虎猫
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by covenanty | 2013-07-20 08:59 | エッセイ

リバイバルは掛け算だ

今日の7月第二聖日礼拝は李光赫 宣教師がテモテへの手紙第二から
「リバイバルは掛け算だ」というメッセージをしてくださいました。

神様にはアガペーの愛があります。それは、男女の愛や、友達同士の愛以上の愛です。
アガペーの愛は、一方的に与える自己犠牲的な愛です。

アガペーの愛と、愛の確信がリバイバルを起こします。

「そこで、わが子よ。キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい。」
(テモテへの手紙第二2章1節)


来週日曜日は(7月21日)はウェルカムサンデー礼拝です。
7月生まれの人は誰でも「誕生者のための祈り」をしてもらえ、記念品をもらますよ!!
お越しをお待ちしています001.gif



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by covenanty | 2013-07-14 16:44 | 教会行事・集会

T兄
いつも図書係のご奉仕ありがとうございます。
阿倍野 美玖でございます。

先日は私のアイルランド出張に当たり、機中で読むにふさわしい本についてお伺いしたところ、早速にリー・ストロベル著ナザレのイエスは神の子か? 『キリスト』を調べたジャーナリストの記録をご推薦いただきありがとうございました。
アイルランドに向かう機中では、さすがに3日にわたる国際会議の準備に追われ、読むことはできませんでした。
どうにか会議を終え、帰りの機中では疲労困憊しておりました。でも、この本をふと手に取ってみると、あまりの面白さに、夢中で読み終えました。
いま、機中でこのお手紙を書いております。

副題が「『キリスト』を調べたジャーナリストの記録」とあります。
このアメリカの敏腕ジャーナリストの調査記録には、知的な興奮を呼び起こされました。
無神論者であったストロベルさんがついにクリスチャンになるまでの、2年間にわたる調査やインタビューなどが克明かつ実に分かり易く書かれています。

まず本書第1部「記録を調べる」
たとえば、当時の福音書の記録の目撃証言が信頼できるかどうかを、現代の刑事事件の目撃証言の真偽判定の方法論等とも比較しつつ、哲学、神学、考古学の専門家へのインタビューで裏を取っていきます(第2部、第3部では心理学や医学の専門家も登場します)。
他の歴史的な事件と比べて圧倒的な量の写本などの存在(新約聖書のギリシャ語写本は5千冊を数える。その次に写本が多いのはホメロス「イリアッド(イリアス)」で600冊、タキトゥス『年代記』に至っては分冊のうちの一部しか残っていない)。新約聖書については、実際の事件からほとんどほとんど日数もたたないホットなうちに伝えられていったことなども立証されていきます。
目撃証言は、初めは口頭で伝承(口承)されていったものが後日に文字で記録されたものです。では当初の口承は「伝言ゲーム」のように信憑性に乏しいと疑いたくなります。
ところが、当時の口承はAさんがBさんに伝え、さらにCさんに伝えると、今度はCさんがAさんに対して自分に伝えられた内容を大声で話して、正確に伝わっているかどうかの確認を求めるのです。CさんはAさんの確認が得られてはじめて、次のDさんに伝えることが許されるのです(本書70頁より要約)。

T兄、申し訳ありません。
ここまで申し上げたのは、本書第1部「記録を調べる」の中で印象に残った中のごく一部にすぎません。ついつい夢中になってしまいました。こんな調子でお手紙を書いていたら、東京まで一睡もできそうにありません。
あと、2,3のことだけ書かせていただきます。

ルイス・ラピディス牧師は、ユダヤ人ですが、イエス様を信じ牧師となった方です。
この方の信仰の軌跡は、この本の中でも特に感動的なものでした。
このように語られています(本書308頁)。
「ですから、イエスを疑う人にこう言いたいのですよ。
私の言葉を信じなくてよい。その代り、ラビの言葉も鵜呑みにしないで、自分自身で調べてほしいと。今日の社会では、『それを調べるための情報がない』と答える人はいませんから。少し周りを見渡せば、参考になる本はごまんとあります。」

知的な誠実さと勤勉さがいかに大切なものか、あらためて考えさせられました。

ついにストロベルさんは洗礼を受けます。その時のことを次のように書いておられます(本書443頁)
「稲妻が光らなければ、天から声が聞こえたわけでもなかった。しびれるような感じも、ゾクゾクするような感じもなかった。こんなときに感情のほとばしりを感じる人もいるのだろうが、私が感じたのは理性のほとばしりだった。しかしそれは感情と同じように、私のすべてを興奮させていた。」
こうしてストロベルさんは、変えられていきます。周りの人にこそ、この様は明らかになるのです。本書444頁、ストロベルさんの5歳のお嬢さんの言葉です。
「ママ、神様がパパにしたことをアイリーンにもしてほしいよ!」

もう一言、是非申し上げたいのは、訳者峯岸麻子(みねぎしまこ)様の洗練された訳文です。上述の箇所からもお分かり頂けると思います。
とても平易です。中学生でも少し読書好きな子なら十分読みこなせるでしょう。そのうえユーモアのセンスも湛えつつ、深い意味が心にも頭にも響いてきます。翻訳書で日本語をこれだけ堪能できたのは久しぶりです。

アイルランドから東京への機中、この本を読んで私も変えられました。
東京に戻ったら感動をT兄と分かち合い、兄弟姉妹にお勧めしようと考えております。
そしてなによりも、キリスト教への、イエス様への懐疑の気持ちを持っている方々にこそ、一読をお勧めして参りたいと存じます。

気候不順な折、皆々様にはなにとぞご自愛くださいますよう。
取り急ぎお礼かたがた一筆差し上げました。

「わが子よ、聞き従って知恵を得よ。あなたの心が道をまっすぐに進むようにせよ」
(箴言第23章第19節 新共同訳)

虎猫
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by covenanty | 2013-07-10 11:47 | 本・映画・ドラマ

イエス・キリストの黙示

今日の7月第一聖日礼拝は土屋順一 牧師がヨハネの黙示録から
「イエス・キリストの黙示」というメッセージをしてくださいました。

「黙示」と訳されている言葉の本来の意味は、啓示とか、おおいを取り除くという意味です。

「イエス・キリストの黙示。これは、すぐに起こるはずの事を
そのしもべたちに示すため、神がキリストにお与えになったものである。
そしてキリストは、その御使いを遣わして、これをしもべヨハネにお告げになった。」
(ヨハネの黙示録1章1節)


ヨハネの黙示録は、人間が自分自身では絶対に分からない未来のことについて、
ヨハネがイエス様から啓示されたものです。



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by covenanty | 2013-07-07 19:17 | 教会行事・集会

お見舞の常識・非常識

知り合いの方や御親戚などが入院されて、お見舞いを考えるとき、どんなことに注意すべきでしょうか。
3年ほど前にお見舞いの心得について、ブログで取り上げました。
お見舞いの心得

今回、また入院することになり、改めて感じたことをまとめました。
あえて過激な書き方をしてみました。

皆さんはどうお考えですか。それぞれの項目について、虎猫の意見を付していますが、ぜひ皆さんの意見をコメントにてお寄せください。

1.入院されたら、ともかく早くお見舞いに行くべきだ。
⇒間違いです。
お見舞いをしたければ、相手の方のご希望や事情を伺い、そのご意向を100%尊重する。相手の方やご家族から「お見舞いに来てほしい」「行ってほしい」と頼まれてはじめてお見舞いに行く。
「本当は来てほしくないが、お見舞いに行きたいと熱心におっしゃるので仕方なく承諾した。」というようなケースも現実にありうるのです。
(理由)
病気によっては、お見舞いに来られることが大きなリスクとなります。感染症対策に万全の配慮を要する場合などです。
また、ご自分の病の姿を人に見せたくないという方もいらっしゃいます。患者さんはやつれた姿を見せたくないので無理に明るくふるまおうとします。健康な時ならともかく、病気の時に明るくふるまうのはとてもエネルギーがいります。病の回復を妨げかねないのです。
特に男性がご家族以外の女性患者を見舞うのは、よほど親しい間柄、よほど重要な事情がない限りは避けるべきだと思います。

2.ではお見舞いに積極的にいくべき場合とは?
⇒ご本人ご家族からぜひにと言われたら、ともかく行くべきです。たとえば、運動大好きの方が骨折して入院した場合など、体は元気で身動きできず、耐えられない場合もあるでしょう。見舞いに来て話し相手になってほしい、と切に願っておられるケースも多いでしょう。
そんなときには、無理してでもお見舞いに行ってあげてください。要するにご本人の希望をよく伺って、それに寄り添ってさしあげることです。
私の友人が交通事故で入院していたとき、見舞いに行くと、ともかく話が次々とはずんで帰らせてくれませんでした。もとは無口な男だったのですが・・。

3.お見舞いの品物。自分は相手の方のお好みを知っているので、その品を持っていこう。虎猫さんは甘党だったな・・
⇒間違いです。
病気によっては、禁じられるものがあります。血糖値が不安定になれば、カロリー管理に万全を期します。病院食以外はすべて禁止される場合もあります。
そんなときに、おいしそうなでっかいケーキを持ってこられたら、患者さんはどう思うでしょうか。
虎猫は甘党です。
先生から「血糖値注意しなさい。『アイスクリーム食べたいな!』と思ってもシャーベットやガリガリ君で我慢しなさい。」といわれ、院内のコンビニに行くと、成分表・カロリー表を見て、涙をのんで、それなりのもので我慢しています。自制心・忍耐心が養われます(退院したら食いまくってやるゾウ!)

4.お見舞いの定番はお花!
⇒間違いです。いつからこんな間違いが世にはびこったのか、理解に苦しみます(花屋さんごめんなさい)。
花は決してきれいなものではありません。花粉が舞い散ります。ほこりや細菌が付いていることもあります。病気次第では、厳しく禁じられることもあります。
さらに、病気によっては、においに敏感になることがしばしばあります。花の香りも病人には毒になりかねません(次項も参照ください)。

5.女性「病院にお見舞いに行くのだわ。きれいに装っていきましょう。」
⇒少なくとも香水や過度のお化粧は避けてください。
エレベーターで女性の見舞客のにおいの強い香水に嘔吐しそうになったことがあります。健康な時には甘い香りに陶然としたのかもしれませんが、病気のときは耐えられなくなることがあるのです。オードコロン程度のものでも不快感を覚える患者さんもおられます。
病院には、あなたのご家族お知り合いだけではなく、様々な方がいらっしゃるのです。

6.少し風邪気味だけれど、せっかくの機会だからお見舞いに行こう。
⇒絶対に避けてください。もってのほかです。
健康な人にとってはちょっとした鼻風邪でも、病人にとっては命取りになることもあるのです。ご自分のお相手がそれほど重い病気でないときなど、つい甘く考えがちですが、直接のお見舞い相手だけではありません。周囲にも状況のまちまちな多数の患者さんがいらっしゃいます。その方々に深刻なダメージを与える可能性があります。
医療従事者がマスクをする理由は、患者さんからの感染を避けるだけでありません。自分が細菌やウイルスを持っているかもしれない、それを患者さんにうつさない、という面が大きいのです。

7.携帯電話の扱い
⇒病院のルールに従う。見舞客は病院に入る前にまずスイッチを切っておくのが無難です。
昔は「院内では電源を切れ!」と厳しく注意されていましたが、今は機械の性能や安全性も向上し、携帯メールはOKということもあるようです(但し、携帯でも電話は不可です。電話の会話は周囲の人にとっては不快な騒音であり、決められた場所でだけ認められます)。
看護師さんに伺ってみました。
「今や携帯メールは必須のコミュニケーション・ツールであり院内でも使用を認めている。但し、同じ病室にペースメーカーを装着している人がいる場合などは規制している。」とのことでした。各病院の取り扱いを確認してください。

8.本当に大切な患者さんには、お手紙を書いて差し上げてください。
私が入院していた時、会社の仲間からメールをもらいました。「ゆっくり休んでください。」という簡単な内容だったと思います。涙を流しながら幾度も読み返しました。

9.祈りこそ、最大のお見舞い。
何時でも誰でも何処でもできるお見舞いは、その人のため、ご家族のために祈りをささげることです。病の兄弟姉妹やご家族の癒しと慰めを祈りましょう。

喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい(ローマの信徒への手紙第12章第15節;新共同訳)

虎猫
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by covenanty | 2013-07-02 19:32 | エッセイ