希望のつくり方

玄田有史著希望のつくり方  (岩波新書)

また素敵な本に出合いました。
著者の玄田先生は東大の社会科学研究所の教授ですが、数年前から仲間の先生たちと希望とは何かの研究を続け、「希望学」という一つの学問体系として世に問うておられます。個人の心の持ちようにとどまらず、個人を取り巻く社会とのありようと希望の関係に注目されてきました。
「希望学」の国際会議も主催され、諸外国の方とも協力して研究を進めておられます。
この本をお読みになれば、希望についてのいくつもの発見があると思います。

ここではこの本で印象に残ったいくつかの言葉を紹介します。
(適宜に要約して引用したところもあります)

希望の多くは簡単に実現しません。大事なのは、失望した後に、つらかった経験を踏まえて、次の新しい希望へと、柔軟に修正させていくことです。(107頁)

仕事の失敗に悩む若い女子社員が二人、休息室でため息をついています。
たまたまそれを聞きつけた40歳代の先輩男子社員が声をかけます。
「いいんだ、いいんだ。今のうちにちゃんと失敗しておけば大丈夫だから。だいたいみんな最初はそうだったんだから。あまり気にするな。」(118頁)

希望は根本的には一人ひとりが自分の物語として人生をかけて紡いでいくものです。誰かから与えられた希望や、政治的におしつけられた希望は、本来の希望ではありません。
では政治は何をなすべきでしょうか。
政治の最大の役割は、希望とは反対に、未来に起こるかもしれない絶望を避けることです。そしてそのための最大の努力を、今することです。(171~172頁)

ある有名な若い女性歌手の言葉
ある時、レコード会社の担当者に質問しました。
「ねえ、絶望の反対って、なんだと思う?」
担当者は戸惑いながら答えました。
「絶望の反対は、やはり希望じゃないか。」
ところが、彼女は違うんじゃないか、といいます。
彼女はこう答えたそうです。
「私は、絶望の反対はユーモアだと思う。」(203~204頁)

いかがでしょうか。
私はこの本を図書館でたまたま見つけて夢中で読み終え、その足で本屋さんに走って買いました。ぜひ皆さんも一度手に取ってみてください。

いつも主にあって喜びなさい。
もう一度言います。喜びなさい。
(ピリピ人への手紙第4章第4節)

虎猫
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by covenanty | 2012-02-29 20:51 | 本・映画・ドラマ | Comments(2)

作品展

2月25日(土)は小羊園の作品展でした。
子ども達が、個人作品と、みんなと一緒に大きな全体作品を作りました。

小羊園では毎年、聖書の話をテーマに作品展をしています。
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さて、今年のテーマは何でしょう?








正解は・・・ヨナでした。

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みんなで楽しく遊びました003.gif

小羊園は随時園児を募集しております058.gif
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by covenanty | 2012-02-28 20:18 | 小羊園 | Comments(2)

インフルエンザがなお猛威をふるっているようです。
お役立ち情報をまとめてみました。

一般にうがい、マスク、手洗いが推奨されています。
うがいやマスクに予防や感染防止の効果がないという説が一部にあるようですが、一定の効果があることは理論的にも示されています。また実際の比較対照実験も行われています。
なによりもうがいやマスクで呼吸器が楽になることはどなたでも実感されているでしょう。
保湿効果により体感的にも楽になるし、ウィルスはそもそも湿度に弱いのです。
もちろん、うがいやマスクだけでは100%防ぐことはできません。
たとえば、米国の研究機関は、マスクの問題として、これで感染が防げると勘違いして人ごみに出かけたりしてしまうことを指摘しています。
人込みを避ける、体をいたわるといった基本的な注意が大切なのは言うまでもありません。
いくつかの情報を参考にお示しします。
またこれについて虎猫が過去に書いたブログもご紹介します。
皆さんでお気づきの点やご意見などあれば、ぜひお寄せください。

1.予防策全般

サラヤという衛生用品などの会社のサイトです。これが一番わかりやすく全貌を尽くしていると思います。
SARAYA 感染と予防WEB


2.うがいやマスクに一定の効果があることについて、比較対照実験も行われています。

  
水うがいで風邪発症が4割減少

マスクに一定のインフルエンザ予防効果を確認

3.マスクについての各種の意見

次のサイトには米国の研究機関や厚労省などの各種報告が掲載されています。

インフルエンザ予防におけるマスク着用の意義に関する諸問題

4.インフルエンザ関係の虎猫ブログもご紹介します。

マスクの効用―命を救う100円!(お役立ち情報)

新型インフルエンザが問いかけるもの

虎猫
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by covenanty | 2012-02-21 20:08 | エッセイ | Comments(0)

本日はウェルカムサンデー礼拝。

オリーブカフェは大好評でした016.gif
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おいしいコーヒーでわきあいあいです。
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またやりたいですね。
今日来られなかった方、また次のカフェタイムにぜひお越し下さい058.gif
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by covenanty | 2012-02-19 18:39 | 教会行事・集会 | Comments(0)

ウェルカムサンデー礼拝

2月19日(日)はウェルカムサンデー礼拝です。

ウェルカムサンデー礼拝とは、初めて教会に来られる方を
特別に歓迎する(もちろんいつでも歓迎です)礼拝です。

今月は、オリーブ会(青年社会人)が、おいしいハワイのコーヒー063.gif
ご用意してお待ちしています。
第一礼拝後、第二礼拝後にコーヒーを用意しておりますので、
ぜひ御気軽にお越しください001.gif
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by covenanty | 2012-02-17 19:10 | 教会行事・集会 | Comments(3)

ある女性から聞いた話です。

おなかに赤ちゃんがいたとき、電車やバスでどんな人がよく席を譲ってくれたか。

学生さんなど若い人はよく譲ってくれたそうです。
では大人の人の中で一番よく譲ってくれたのは、もうすぐパパになるか、ちょうどパパになったばかりくらいの若い男性。
次によく譲ってくれたのは、もうすぐおじいちゃんになるか、ちょうどおじいちゃんになったばかりくらいの初老の男性だったそうです。

では、一番譲ってくれなかったのはどんな人か。
おばさんたちだそうです。
「何よ、妊娠したくらいで辛そうな顔をして!」という冷たい視線を感ずることさえあったそうです。

その話を聞いたときは、そんなものかなと思いました。

でも最近の私の印象は違います。
老若男女を問わず、妊娠している女性や赤ちゃんを抱いているママあるいはパパに席を譲ったり、親しく話しかける人をよく見ます。
子育て世代を守ろう、助けようという気風がじわじわと満ちてきている、そんな感じがするのです。
子供の数が少なくなったぶん、子供を育てる大切さを国全体で分かち合おうとしているように思います。

皆さんの印象はどうでしょうか。
ぜひコメントをお寄せください。

「まことに、あなたがたに告げます。あなたがが、これらの私の兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。」 (マタイの福音書25章40節より)


虎猫
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by covenanty | 2012-02-15 19:45 | 子育て・家庭 | Comments(2)

忍耐と励ましと希望

今日のメッセージは「忍耐と励ましと希望」でした。



礼拝メッセージはこちらで聞いてください。


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by covenanty | 2012-02-12 20:17 | 教会行事・集会 | Comments(0)

今週水曜日(2月8日)は午後7時30分から教会で
1ヵ月に1回のハッピーファミリー祈祷会があります。

今回は、まず、みんなで058.gifハワイ063.gifおいしいコーヒーを飲みます。

お時間がある方はいらっしゃってください。

「ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。」
(マタイの福音書18章20節)

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by covenanty | 2012-02-06 20:52 | 教会行事・集会 | Comments(2)

冬の木々

木々は丸裸です。大地に根を張って、春の訪れをじっと待っています。
そして、こんな風に語りかけてきます。
「待っていろよ。また春になったら、緑いっぱい咲かせてやるからな。」
見上げると、木々の裸の枝のむこうには、冬の青空が広がっているのです。
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以前に読んだ小説でこんな箇所がありました。
長野まゆみ 「野川」 9頁

武蔵野の野川を舞台にした小説です。
高等学校の先生が生徒たちに語る言葉です。
「たっぷり水気をふくんだ粘土質の土壌は、1年を通して湿潤で、登下校のさいに君たちに踏みつけて固めても、ひとたび雨がふればやわらかな土にもどる。そこでは春も夏も秋も、なにかしらの未生(みしょう)が芽ぶく。踏みつけられ、じゃまにされ、ときには生徒たちの気まぐれで引きぬかれる。それでも、したたかに生きのびて、コナラやクヌギのそれぞれの固有の名前があきらかになるころには、もう素手で引きぬくことなどできない。もはや確実に、緑陰をなす大木の後継者なんだ。・・・・この比喩がわかるか?私は君たちの話をしているんだよ。」


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写真は冬の日の善福寺川緑地公園です。
桜の木は丸坊主、楠は葉を茂らせています。寒い冬は人も少なく、閑散としています。
やがて春が来ればお花見の名所になる場所です。


虎猫
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by covenanty | 2012-02-04 09:20 | エッセイ | Comments(0)

映画「山本五十六」

映画「連合艦隊司令長官山本五十六」(出演者:役所広司・玉木宏・瀬戸朝香・田中麗奈など)を観ました。

昭和14年、山本五十六大将は連合艦隊司令長官に就任しました。
そして、南雲中将が連合艦隊の中の第一航空艦隊司令長官に就任しました。

その数年前、山本長官の親友が、彼の考え方に反対する人たちによって閑職に追いやられたということがありました。南雲中将は、その反対グループの中心メンバーでした。

だから、南雲中将は連合艦隊に着任した時、山本長官に心を開いていませんでした。

昭和16年、太平洋戦争が始まりました。翌年、ミッドウェー海戦がありました。

南雲中将は山本長官から「今回の作戦は敵空母をたたくことが目的だから、かならず飛行機に魚雷を積んでおくように。」と指示されていました。

しかし、別の海軍幹部から「そうではなくて、今回の作戦はミッドウェー島攻略が目的である。」
と言われました。

さらに、自分の部下からも「敵空母が出てくるはずありません。(飛行機に魚雷を積んでおく必要はありません。)」と進言されました。

そのため、飛行機に敵空母を攻撃するための魚雷を積むのが遅れ、逆に、味方の空母が敵の飛行機に魚雷で攻撃され、4つの空母、数百機の飛行機、数多くの兵士を失ってしまいました。

別の船にのっていた山口少将は、その責任をとって、沈んだ船と運命を共にしました。

山本長官は帰ってきた南雲中将に
「飛行機に魚雷を積んでおくように、あれだけ言っておいたのに、どうして積んでおかなかったんだ。」とか
「4つの空母と数百機の飛行機と数多くの兵士を失った責任をとれ。」とか
「山口少将は沈んだ船と運命を共にしたのに、よく帰ってこられたなあ。」とか
言ったりはしませんでした。


山本長官は南雲中将を責めることなく、お茶漬けを出してあげました。

山本長官は、箸をつけることができず、うつむいていた南雲中将に「茶漬けは熱いうちがうまいぞ。」と言い、その言葉を聞いた南雲中将が男泣きに泣くシーンが印象的でした。

実際はどんな人だったのか分かりませんが、映画の中の山本長官は、やさしすぎるくらい、やさしい人でした。

「あなたの敵が飢えていたら、食べさせてやりなさい。のどが渇いていたら、飲ませてやりなさい。そうすることによって、あなたは、『敵の頭上に燃えさかる炭火を積む』ことになります。
つまり、彼は、あなたにしてきたことを思って、恥じ入るようになるのです。」
(リビングバイブル ローマ人への手紙12章20節)

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by covenanty | 2012-02-02 18:50 | 本・映画・ドラマ | Comments(4)